通関士が使える業界とは
この資格が活きてくる職場は多数あります。
例えば、通関業を兼業している倉庫業や航空会社の貨物部門でも資格があると、有利になると考えられます。
また、運送や物流会社などでは輸出入が頻繁にあることが考えられます。
ですから、このような職場でも重宝されることでしょう。
それから、海外製品を取り扱うメーカーなどでも通関士の需要が高まっているようです。
他にも、個人で輸入業を行うネット販売でなどにも活かすことができますのであるとメリットは小さくないでしょう。
通関士の具体的な内容
グローバルの時代だと言われて久しい昨今ですから、もはや海外とのやり取りも身近でなくてはならないものになっています。
輸入や輸出という分野にて、食料品から衣料品等々様々な種類のものが日々やり取りされています。
通関士の仕事は、輸出入の手続きをするものです。
貿易業界で、唯一国家資格である資格。財務省の管轄の国家資格であり、貿易業界の税理士や行政書士のような働きをしていると言って良いかもしれません。
貿易についての豊富な知識を用いて、書類の作成や手続きの代行を行うのが通関士の主な仕事になっています。
確実に正しくスムーズに手続きを行うことが求められます。
華やかな仕事とは言えないかもしれませんが、無くてはならない縁の下の力持ちのような存在です。
他人の依頼により貨物の輸出入申告手続きができるのは、個人の貨物を除いては通関士だけです。
テストについてですが、テスト内容はマークシート方式で60%以上の得点で合格することができますから、比較的挑戦しやすい資格です。
試験の内容は、関税法、外国為替及び外国貿易法、通関業法、関税定率法及びその他関税に関する法律、通関書類の作成要領及びその他通関手続きの実務などとなっています。
試験は、毎年1度しかありませんので、これに間に合うように計画を立てて勉強するのがオススメです。
最近は、10月に試験が実施されているようです。
通関士の資格を取る際に気をつけること
資格について見てみると、受験ハードルはそこまで高くありません。
年齢や学歴、実務経験などは全く必要がありません。
通関士は転職に有利か
貿易関係で唯一の国家資格であることから、輸出入に携わる会社で働いている方で資格取得を目指している方は少なくありません。
ご存知のように、国際化により今は海外との取引が大変盛んになっていますから、社会的ニーズが高いですし、活躍の場は益々広がると考えられます。
また、資格を取得すれば、貿易関連会社でのキャリアアップに繋がります。
このようなことからも、就職したり転職したいと考えた時に大きな武器となってくれると考えられるのです。