社会保険労務士とは?
この資格は、人事や労務管理、年金等を執り行う専門家となるための資格です。
また、略して「社労士」呼ばれたり「労務士」と呼ばれることもあります。
略称については聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
社会保険労務士は、年金や医療、児童保険等、多くの分野で活躍出来る国家資格です。
社会保障法令や労働関連法令に合せて、書類を作成代行などを行います。
現在活躍している人を見てみると、そのうち女性が約30%合格しています。
ここからも、社会保険労務士を目指しているのは男性だけでなく、女性も多いことが分かります。
つまり、性別に関係なく活躍できる職業です。
書類作成などには正確さが求められますから、きめ細やかな女性の強みを活かせることも特徴です。
社会保険労務士の徽章は、中央に「SR」という文字がある、菊の花の形をしています。
社会保険労務士の資格取得試験
気になる試験についてですが、60~70%正解することができれば合格できるようです。
問題は、マークシート方式なので比較的回答しやすいものになっているのが特徴でしょう。
ただし、この試験を受ける場合受験資格に注意する必要があります。
受験資格は、短大卒以上、或いは同等以上の学歴が必要です。
また、短期大学、高等専門学校を卒業した方、司法書士や行政書士などの資格を持っている方、厚生労働大臣が認めている国家試験に合格している方など、色々な条件があります。
それから、一定の実務経験がある人でないと受験資格がありませんので注意して下さい。
挑戦しがいのある資格です。
社会保険労務士を使う業界
社会保険労務士の資格は、会社の総務関係の部署では大変必要とされている資格です。
何と言っても日常の業務に直結するものですから、仕事の幅が広がるのはもちろん、社内社外問わず信頼されています。
また、社労士になることで嬉しいメリットもあります。
社会保険労務士は、資金をあまりかけることなく独立することもできます。
したがって、自宅を利用するなどして,開業することも可能です。
将来企業ではなく一人でやって行きたいとお考えの方にもおすすめしたい資格です。
書類作成の他にも講師としても活躍することができます。
社会保険労務士が有効な訳
少子高齢化や年金・医療制度が不安定な昨今、誰もが多かれ少なかれ不安を抱えて暮らしています。
その中で、社会保障制度に注目が集まってきています。
それに伴って、正しい情報を提供したりアドバイスすることができる社労士のニーズが高くなっています。
資格取得の際に学んだ知識等は、働く時に役立つだけでなく、自分や家族のライフプランにも大いに活かすことができるでしょう。
それに、社会人生活を送る上でも役に立つ資格です。