日商簿記を使う業界
日商簿記は、どんな業界においても通用できる、魅力的な資格と言えます。
全国どこでも通用できますし、生涯有効であるというのも嬉しいポイントの一つでしょう。
結婚出産等にともなる引っ越しや、事情による退職後も、再就職する際に大変便利です。
また、自営業の方も自分で青色確定申告がスムーズにできますのであると色々な面で便利で助かる素晴らしい資格です。
日商簿記を転職で活用するなら
ニーズが安定しているのが何よりもメリットです。
業種を問いませんし、求人も安定して豊富にあります。
求人情報をチェックしてみると、条件に「「簿記資格保有者優遇」などと記載されていることも少なくありません。
その為、特に経理や財務をはじめ、一般事務職に転職を希望している方は、資格習得に励む方が多いようです。
また、経理の基礎が分かっている人という認識がありますので好印象を与えることができるでしょう。
ゆえに、就職が決まりやすいという良さもあります。
もちろん、お金を扱うような会社ではこの資格は必須スキルとなっています。
日商簿記の具体的な内容
日商簿記の正式な名前は、「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。
この資格は、帳簿をつけるための必須な技能です。
ですから、この資格は個人商店から大企業まで、全ての会社に共通して必要な資格です。
お金の流れをつかむために帳簿記入はかかせないものですから、ニーズが高い資格です。
一定のルールにより、記録や計算、整理することが必要になっています。
日商簿記には、いくつかの級があります。
勘定科目による仕訳をすることができる4級、個人企業に必要な商業簿記についての知識があるとされる3級があります。
また企業の経営状況を把握することができて、株式会社の経営管理に役立てることもできる2級や公認会計士や税理士などを目指す方の登竜門でもある1級があります。
これに合格すると、税理士試験の受験資格をもらうことができます。
日商簿記を取得する際の注意点
こちらの試験を受けたい方は、是非どんどん挑戦して頂きたいと思います。
年齢や実務経験等は一切受験制限としてありませんから、努力次第で上を目指すことはできます。
試験は、100点満点中、70点以上とれば合格となっています。
試験回数も多く、一年に試験が3回と受験チャンスが多いのもチャレンジしやすいところでしょう。
試験結果状況を見ると、合格率はそんなに低くはありませんので、計画を立てて目標に向かって勉強をしっかりしていれば難しくないでしょう。
多くの場合、傾向として3級から受験する方が多いようです。
本気で転職や就職をお考えであれば、是非試験に挑戦して頂きたい資格です。