1. >
  2. >
  3. 転職に必要なこと
noimage

管理職としてのノウハウを活かす

転職が特別ではなくなった今でも、「35歳」がなんでも境目だったりします。
この年代を境に、「クチ」の数が変わってくるようです。
とはいえ、それより「上」であっても、転職が不可能なわけではありません。
ただしその質が変わってきます。

つまり、「現場」における技術やノウハウ、経験だけではなく、マネジメントや持っている人脈など、
「管理職」としてのスキルがより重要視されることになるのです。
これは「採用」側からみればすんなり納得できるはずです。
若い世代ならば、新天地で改めて覚えることもあるけれど、新卒よりは社会経験があります。
マイナス面は転職してから覚える時間もあるし、将来性、可能性に賭けるところもあるでしょう。

一方、年齢が上の人に対しては、将来性よりも即戦力、
あるいは、現状の会社の空気、流れを変えてくれるような「パワー」を求めるのが普通です。
会社に加わることによる社内外への影響力も少なくない、それだけの採用費用もかかるし、
失敗は許されないのです。(若い人は失敗してもよい、ということではなく、リカバリーの可能性も残されている、ということ)。

再び「転職する側」から見ると
求められているのは「マネジメント」や、高い技術力、影響力です。
それだけの高いスキルを持った人材、というのはすなわち現職においても相当な力を発揮している場合がほとんどでしょう。
そのような人間が年代を越えて転職で成功するというのが実情です。

管理職者の転職は影響が大きい

現実的には、それだけの影響力を持つ人間が現職から離れる、となれば、当然にその企業に小さくない影響を与えるはずです。
新天地の方が魅力的だから、といって現職における残務処理をおろそかにしてはいけません。
けして、いけないのです。
おそらくは早々遠からぬ業界に転職することが多いだろうと思われます(ノウハウを活かすために)。

つまりは新しい職場に移った後も、その前の企業となんらかの接点がある場合が少なくありません。
「旅の何とかは捨て」ではいけません。
「立つ鳥何とかを何とかして濁さず」でなくてはならないのです。
そのために必要なことを前もって計画することが大事です。

まずは「社内」
チーム構成員や上司、直接的に「不在になったことによって生じ得る事態に直面する」人たちには十分な引き継ぎが必要です。
そして「社外」も同様
取引先には、これまでの御礼が必要だし、自分の後に担当になる後任の紹介も滞りなく行いたいものです。
管理職レベルであれば当然に人脈も広いはずでしょう。

ここで「挨拶」を兼ねて、接触しておくことは、
もちろんこれまでの協力などに対するありがとうの気持ちもあるし、これからのことも含めて大事なのです。
前述のように、いつ何時、また仕事で何かしてもらえることがあるかわかりません。
人脈は大事にしたいです。
このネットワークだけでなく、先に書いた社内への引き継ぎなど、
改めて自分のこれまで行ってきたことの「棚卸」をするいいチャンスでもあります。

きっとこれからの新しい場所でも生きるスキルを再度磨くためにも、一度整理をしてみるのもよいでしょう。
なによりも新天地では、改めて「がむしゃら」になる必要があります。
そのための体力の維持増進、これも当然ながら重要なポイントです。

トップ