終身雇用にこだわらない現代
現代の働く若者たちは、転職経験がある人がかなりの割合を示しているでしょう。
昔の人は、新卒で入社をしてから定年まで、一定の仕事を勤め上げたという人が多いでしょうが、
今の若者たちは、仕事が嫌になると辞めてしまうという人が昔に比べると増えています。
辞めても何とかなるだろうと考えたり、親のすねをかじったり、
仕事がない為に、アルバイトだけの不安定な生活を送っているという若者もたくさんいるのです。
仕事が嫌だからと辞めてしまっても、すぐに次の仕事が決まるとは限りません。
転職といっても「いいな」と思った求人は、
他の方も「いいな」と思っているので人気が集中してしまいます。
複数に応募するのは常識
まず転職をする際には、ハローワークや求人誌、インターネットなどで情報収集をします。
自分の興味を持った求人や、条件が良くて働きたいと思った企業をピックアップして、片っ端から応募してみましょう。
応募したからといって必ず働けるわけではないので、
転職活動期間を短く終わらせる為にも、多くの企業へ応募をしてみるという事が大切です。
書類選考のある企業であるのならば、書類選考に通った場合のみ面接に進める事が出来ます。
書類選考がない企業は、応募した時点で面接の案内をしてくれるでしょう。
応募が多数の場合がありますので、書類選考がある企業が多いです。
面接は、大きな企業であるほど、一次面接、二次面接といった風に、段階を踏んでどんどん人数が絞られてくるのですが、
小さい企業や急いで人材が欲しいという場合には、面接は1回のみで終わるでしょう。
企業に合った人材なのかどうか、人柄はどうなのか、スキルは足りているかなどを
判断されるので、面接は緊張してしまって上手く話せなくなってしまいがちですが、
自分を売り込む絶好の機会なので、しっかりと受け答えをして自分の良さを企業に知ってもらいましょう。
同業者の経験は即戦力として活かせる
転職は、若いうちならチャンスも多いのですが、30代を越えてしまうと難しくなってきます。
新入社員として入社してくる人が、年配の方や、自分よりも明らかに年上の人だと、
教える方もやりづらいと感じてしまったり、仕事を覚えるスピードも衰えてきてしまっていたりと、効率が良くないと考えがちだからです。
年上の部下が出来てしまうとやりづらくなってしまうという考えもあるので、
比較的若い方が採用されやすいというのが現実です。
しかし、同業者で働いてきた経験があるという人は強みになり、
即戦力として雇う事が出来るので、ある程度年をとった人も転職が出来る可能性は十分あります。
例えば会計士や税理士として働いていた場合、その資格を所持しているということと、一定数の経験があるのであれば、人材としての価値も高くなります。
専門の求人や転職サイトを見るとその傾向が良く分かりますので、それらの転職を考えているのであれば求人サイトなどを活用し、同業他社へ再就職することをおすすめします。
勤めている企業よりも、条件の良い会社から引き抜きのお声がかかるというケースも無くはないので、一生懸命働いていて、
戦力になるという事が他の同業者からも認められているのならば、美味しい話がくるという可能性もあるのです。
転職活動は、環境も変わり、気力が失われる事なので、慣れ親しんだ会社で過ごす事が一番良いのですが、
どうしても転職をしたいと言う場合には、よく考えてから行動に移すようにしましょう。