ビル

建設業界

どうなる建設業界?その複雑な事情

「今後」ではなく、すでに現段階から建設業界の需要は高まりつつあります。
とはいえ、つい最近までは「需要の縮小」が叫ばれている業界でもありました。

円高で長い不景気にいた日本では、「新しい建物」の需要が広がらず、そのせいで建築業界は停滞していたという指摘があります。
現場の大工さんに聞いてみると「仕事がなく、県外まで行っている」と答える人も少なくありませんでした。

また、民主党政権時代に公共事業が廃止されてしまったために、仕事の受注が減りそれも業界に追い打ちをかけたといいます。
考えたくありませんが、建設業界というのは政治の方向性によって動向が左右されるということが解りますね。

東日本大震災が起きて

2011年3月に起きた東日本大震災では、津波によってたくさんの建物が破壊されました。
ビルから家からマンションにいたるまで、多くのものがこの津波に飲み込まれたのです。

そのことから、東日本では失われた建物の再建設に追われています。
津波が起きた場所に再び建物をたてるかどうか、という議論もありますが、必要なものに関してはきちんと建て直さなければ人の生活に関わりますので、そこに建設業界の力が求められています。
現実的に、東日本の現場では建設業を営む人の手がまだまだ足りません。
もっと多くの力がほしいと言われるようになっています。

またそれだけでなく、東京オリンピックの存在も忘れてはいけません。
東京オリンピックの開催に向けて、新たなホテルや競技場など、多くの建設が進むだろうと言われています。
こちらも、もちろん建設業界の力が必要とされていますので、それを思えば建設業界の未来は開かれたものと言ってもいいのではないでしょうか。

今後、活躍しそうな企業

建設を請け負う企業で、大手は今後の需要拡大がのぞめそうです。

例えば、「住友大阪セメント」「清水建設」などは仕事がどんどん増えそうです。
もし建設業界への転職を狙っているのであれば、どの企業の未来がより明るいかを考え、狙ったところで自分の力をアピールしてみて下さい。

建設業界で働くには、やはり簡単ではないという事情もありますが、それでも挑戦してみて損はない業界なのではないか?と感じます。
建設業界で働きたいと考えている人は、どんどんチャレンジをして活躍の場を広げてみてほしいと思います。
建設業界で自分に何ができるのかを、考えてみるのもいいかもしれませんね。

トップ