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  3. スマートな辞職届の書き方
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今回は、管理職の方がスマートに転職するためにということでお話をしたいと思います。

退職願ではなく辞職願を提出

管理職の人が転職をする際には、「退職願」を書かなければならないと思っているのではないでしょうか。
実は、「退職願」を書かなければならないのは、一般社員のほうで、管理職は退職届を書くことなどはいっさいないです。

だからといって、いきなり辞めていいというわけでもありません。
管理職の方は、退職願ではなく「辞職願」を出さなければいけません。
要は、言葉が違うだけで出すものは出さなければいけないのです。
そんな辞職願ですが、自己都合による辞職の場合には、会社へ辞職の意思表示をする必要性があるため、出す必要があります。
こちらの辞職願は、雇用期間が定められていない場合には、退職希望日の2週間前までに出さなければなりません。
なかには「退職の1ヶ月前までに届けを出すこと」と就業規則で決められている企業もあります。

ちなみに、リストラなどで会社から解雇された場合には、辞職届を出す必要はありません。
中には、会社から退職するように圧力を受けている人もいるかもしれません。
そんな圧力に屈して退職願、辞職願を出してしまうと、解雇ではなく自己都合となってしまいます。
自己都合の退職となってしまうと、失業保険の給付期間などが変わってきますので、注意してください。
「辞職願」と似たような言葉に、「辞職届」というのがあります。
これらは何が違うのでしょうか。

辞職願と辞職届

最初に出すのは、辞職願です。
辞職願は、会社に辞職の意思を伝えるものです。
これを踏まえて、会社では対応をします。
どうしても出て行って欲しくない場合には慰留に努めます。
そうでない場合には、特に何もしないでしょう。
もし、その間に本人の気持ちが残留の方向に変われば、辞職願を撤回することができます。

そしてその後、本人の意思が変わらないようでしたら「辞職届」を出します。
辞職届は本人が会社に辞職する旨を伝える最後通告のようなものです。
この場合、特別な事情というもが必要であったりするのですがそれがない場合は辞職届を撤回することはできません。

書類の書き方を知る

次に辞職届の書き方についてです。
辞職願を書く時は、黒のボールペンか万年筆で書きましょう。
青で書いたり、鉛筆で書いたりしてはいけません。
封筒は白いものを用意して、表には「辞職届」、もしくは「辞表」と書きます。
封筒の裏には部署名と氏名を記入します。

次に中身です。
書き出しは辞職届、もしくは辞表と書きます。
一行目は私事もしくは私儀と書きます。
辞職理由ですが、正直に「他の企業に転職をするため」などと書かないようにしてください。
慣例に従い「一身上の都合」と書きましょう。

そして、これで最も大切なのが、日付です。
辞職日は、話し合いなどにさだめてもらった日付か、区切りのいい月末などの日付を入れておきましょう。
届出の年月日は、辞職届を提出する日付を記入します。
提出の際には、コピーを取っておいて手元においておくことを、おススメします。

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