一社を勤めあげる時代は終焉へ
現代は、新卒の頃から定年退職まで同じ会社で働き続けたという人はとても少なくなっています。
円高でメーカーや商社、あらゆる企業は経営悪化に陥り、
たくさんの従業員をリストラせざるを得ない状況です。
またリストラはされていなくても、給与が下がったという人もたくさんいると思います。
また、中高年の方は、日々変わる社内のシステム導入などに、
きっと追いつけない方もたくさんいるでしょう。
若い人はスマートフォンからパソコンまで、機械に慣れた世代ですから、新しいシステムの
導入などにも、スムーズに順応していきますが、中高年ほど難しいことはないと思います。
それを疎ましく思っている若い職員に対して、
疎外感を感じている中高年の方も少なくないのではないでしょうか。
また、若い方は会社で嫌なことがあると、すぐに退職をする人が多くなってきました。
我慢ができない、ということもあると思いますし、スキルアップ、キャリアアップを
目指して転職する人もいると思います。
しかし、後者はともかく、前者の場合は、他の会社に行っても長続きしないことが多いですし、
そういった方は転職を続けて職務経歴書の欄が増えれば増えるほど、
きっと転職先を探すのが難しくなってくるでしょう。
真面目な中高年ほど転職すべき
先日読んだ雑誌の記事に、現代の転職時代こそ、中高年の出番だと書かれていました。
どういうことかというと、中高年の粘り強い、会社を信頼し、真面目に仕事に取り組む姿勢こそ、
企業は評価すべきである、そういった真面目な方こそ、本来企業に必要な人材である、
しかしそれを分かっている会社は少ない。
真面目な中高年こそ、自分たちをきちんと評価してくれる会社に転職すべきだ、
と書かれてありました。
なるほど、と正直に納得できる記事でした
実際にリストラに合った中高年の方ほど、会社一筋で、仕事も休むことなく、
勤務時間の30分前には会社に就いていつでも仕事ができる体制を作っている人が多いようです。
パソコンが少し出来なくても、企業はこういった真面目な人材を認め、
パソコンができなければ、それを教育する機会を設けてあげればいいのだと思います。
しかし、そういった会社は必ずあります。
意外と中小企業などは、若い人よりも真面目に頑張ってきた
中高年の再就職を積極的に採用しようとしているところは多いです。
特に技術関係の仕事などは、年齢に関わらず転職成功例は多いです。
技術に関しては、若い人よりも中高年の方の方が圧倒的にレベルが上ですし、
精密さにかけては、世界から見てもレベルが高いと思います。
中高年の方こそ、転職は成功しやすいと私は思っていますし、
ぜひともチャレンジしてもらいたいです。
今では有益な転職サービスもあります。
転職サイトでは、担当者が履歴書の書き方から面接の指導、
パソコンの指導などを手とり足取りしてくれます。
最終的に採用になるまで、また、採用後のアフターフォローもしっかりしてくれるので、
転職は1人でするものでないと思うでしょう。
自身を本当に必要とする企業に就職することが何よりも大切だと思います。